スポーツ障害・怪我

捻挫の対処法

スポーツにおける怪我で圧倒的に多いのが『捻挫』

 

種目にもよりますが、サッカーやバスケットボール、バレーボールなどの球技系の種目は、1度ぐらいはひどい捻挫を経験しているのではないでしょうか?

 

当ラボにも、捻挫が治らない、繰り返し捻挫をしてしまうなどの悩みを抱えたアスリート、スポーツ愛好家の方が沢山来店されているので、今回は『捻挫』についてお話をさせていただきましょう。

 

捻挫は足首を内側にひねって、外側を痛める内反捻挫と、その逆で、外側に捻って、内側を痛める外反捻挫に分けられます。もちろんひどい捻挫だと、内側に捻り、外側だけでなく、内側も痛めてしまうケースもあります。

 

そもそも捻挫って何?

って聞いてみても、案外、答えられない人が多いように思われます。

 

足首に多い症状ですが、ぶつかったり、ジャンプして着地した時に、足首を捻ってしまい靭帯を損傷する怪我を『捻挫』と呼びますが、急性期(受傷後2~3日)はRICE処置が必要になります。

 

■RICE処置■

 

・R(REST):安静

・I(ICING):冷却

・C(COMPRESSION):圧迫

・E(ELEVATION):挙上

→処置法の詳細はコチラを参考に  『RICEの法則』

 

の4つの行為の頭文字を取った処置法ですが、まずはこのRICE処置が正しく行えたか?

 

最近ではアイシングと言う言葉は、誰もが知っている言葉ですが、

ここで1点、大きな勘違いをしている人が余りにも多いことに驚くときがあります。

 

「捻挫をした時、冷やしましたか?」とお聞きすると、

「はい、冷やしました。」

 

「何で冷やしましたか?」と聞き返すと、

「湿布薬を貼っていました。」

 

「・・・・・・。」絶句。

 

案外多い、冷やす=湿布薬。

 

たまにこんなご質問をいただきます。

「今の症状では冷シップですか?温湿布ですか?」

「・・・・・・。」さらに絶句。

 

先程RICE処置でお伝えしたCは冷却です。

湿布薬は冷感ですよ。

アイシングと言う行為で患部を冷やす事が目的ですが、冷感は冷たく感じさせていることですから、冷却とは意味が違います。

 

湿布薬は炎症を抑えるとかの薬理効果で貼るのなら、もちろん間違いではないですが、RICE処置としてのアイシングは冷湿布は意味が違うので、患部を氷で冷やすと言うことになります。

 

さて、少し話が逸れてしまったので、本題に戻しましょう。

 

『捻挫は癖になる』

 

果たして癖になるのでしょうか?

何故、捻挫は癖になると思われているのか?

・捻挫をしたすぐに対処が正しくない

・痛みが有りながらでも、すぐに練習を再開

・痛みが消えたら完治だと思っている

 

この3点が癖になる原因だと思います。

 

受傷してしまった時の処置が正しく行われなければ、怪我の回復は遅れますし、

捻挫ぐらいは誰もが経験するような怪我なので、捻挫を軽視しがち。

 

痛みが減ったり、無くなったりすると、治ったと勘違いしやすいから、

また同じところを捻挫するのです。

 

もちろん捻挫を繰り返すと、パフォーマンスは下がってしまう可能性があります。

痛みもないまま、予防のためテーピングやバンテージを巻きながら練習をしている人も多いはず。

 

正しくテーピングなども巻けてれば良いですが、学生レベルだと自分で足首をテーピングするケースがほとんどで、中途半端な固定で、結局はガードできていなくて再受傷するケースもよく聞きます。

 

治していないから繰り返す

 

捻挫も怪我です。

でも軽視してしまうと、再受傷もして癖になると思われがちですが、

ただ単に、治していないから繰り返すだけなのです。

 

では、捻挫はどのように調整し、再発を防ぐのか?

 

まずは専門的なお話を。

 

先程もお伝えした、捻挫は靭帯損傷であるということ。

酷い捻挫だと、その靭帯の損傷度が酷く、そのまま放置していると、

足関節の不安定性が見られるようになります。

 

本来、靭帯で骨・関節の動きを制限したり、スムーズに動かせるようにしているのですが、

その靭帯を損傷してしまうと、スムーズに動かすことが困難になったり、制限が出来ず、ぐらいついた感覚が残ったりします。

 

だからテーピングで固定する方が安定性があるので、練習ごとに足首をテーピングでぐるぐる巻きにしている選手も、結構いると思います。

 

そのまま靭帯損傷を放置していると、足首にある距骨(キョコツ)と言う骨のアライメント(配列)が正しくなく、内反捻挫を繰り返していると、その距骨が内反位になったままになるケースがあります。

 

これでは再受傷してもおかしくはないです。

 

だからこそ、痛みがなくなれば終わりではありません。

痛みが少なくなり始めたら、リハビリ→リコンディショニングを行う必要がありますが、

面倒くさいと言う理由で、ここをパスする選手がほとんどです。

 

捻挫からくる次の痛み

 

捻挫は処置が悪ければ繰り返しますが、あまり繰り返してしまうと、次は膝を痛めたり、腰が痛くなったりと、

どんどん身体に異変が起きてくるケースも多くなります。

 

それは一つ、先程の距骨のアライメントが悪くなれば、足首の動きにも制限が出ます。

特に背屈時に。

 

捻挫を繰り返していると、いつの間にか足首が硬くなったって聞いたことはありませんか?

 

この距骨は、足関節の底背屈時に、その上にある脛骨と腓骨(ヒコツ)に潜り込んだり、出てきたりするのですが、

捻挫を繰り返し、距骨のアライメント不良が起こると、距骨が潜り込みにくくなり、足首が後遺症として硬くなるのです。いわゆる背屈制限です。

 

これが捻挫を繰り返すと足首が硬くなると言われている原因です。

 

このような状況になったとしても、本来なら距骨のアライメント修正が必要ですが、

修正もしないまま、足首のストレッチをされる方がほとんどです。

 

正しく動かせないままストレッチをしたとしても、ほとんどの場合、柔らかく動くことはありません。

 

捻挫後の背屈制限は厄介者

 

このように距骨のアライメント不良が起きてしまうと、厄介です。

再受傷確率は上がりますし、膝へのストレスは過度になります。

 

何故、厄介なのか?

 

骨には筋肉がついているので、このような怪我のケースは、

後々リコンディショニングとして、筋バランスを整えれば良いのですが、

この距骨は唯一、筋肉が付着していないのです。

 

だから厄介なのです。

 

周りの筋肉を鍛えてガードするしか方法がないのですが、

我々ススポーツコンディショニングトレーナーは、手技で距骨の調整を行っているので、

捻挫の後遺症で悩む方、是非、調整に来ていただきたいと声を大にして言いたいです。

 

捻挫は、本来きちんと修正しておけば、癖になるはずはありません!

 

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