スポーツをしていると膝が痛い、腰が痛い、肩が痛いなど、常に痛みと隣りあわせ。
でもあまり、痛みが出てしまっても、何をしたら良いのか?
案外、練習を休む、湿布薬を貼る程度のことしかわかっていない人も多いと思います。
アイシング
痛みが出たらアイシング(冷却)は、ほとんどの方が理解されています。
しかし
正しいアイシングが出来ていなかったり、アイシングだけでは物足りなかったりするのですが、
まだまだそこまでは理解されていないように思われます。
特に
アイシング=冷湿布
当ラボにもこんな方が大勢います。
「痛みを感じてから冷やしましたか?」
「はい、冷やしました。」
「何で冷やしましたか?」
「湿布をずっと貼っています。」
「・・・・・・・」
このようなケースです。
確かにヒヤッとする湿布薬は、冷えているような感じはしますが
アイシングで必要な冷却では役不足です。
湿布薬は抗炎症作用、鎮痛作用として使用するならOkですが、
冷却としては物足りていません!
- 氷
- 保冷剤
- 冷水
氷がベストですが、なければ保冷剤、
それもなければ冷水です。
でも冷却だけでは物足りません!
RICE処置という言葉を聞いたことがありますか?
4つの頭文字を使った急性期の処置法です。
- R:rest 安静
- I:icing 冷却
- C:compression 圧迫
- E:elevation 挙上
この4つの頭文字をとったものです。
痛いを感じた時は
まずは患部を安静に、動かさないようにして、氷をビニール袋などに入れ、患部に当てます。
氷で当てた上から、簡単なのはサランラップなどで巻き付け、少し圧迫を加えます。
その際、患部を心臓より高い位置で固定するとベストです!
ただここで問題が。
うまく処置をしたとしても、
その後、お風呂に入ったり、アルコールを飲んだり、刺激物を食べたりすると逆効果になりますので、
RICE処置と合わせて、NG行為も覚えておいてください。
これは急性期の処置法なので、
痛みが長引いている場合には、これはベストとは言えません。
いつまでもRICE処置をしていると、回復が遅れてしまう可能性があります。
2~3日のRICE処置後は、温める必要が出てきます。
お風呂に入って温める方こそ、怪我の回復が早まり時期もあるということです。