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なかなか治らない捻挫~悩む子供に親ができること~

あ母さん、お父さん。

病院では治ったって言われたけど…

部活をすると痛いし、
腫れちゃう…

足首がなんかグラグラして怖いよ…

思うように動けない…

この捻挫、
本当に良くなるのかな…

また捻挫しちゃった…

くせになっちゃったのかな、
どうしよう…

 

いつまでも痛がったり、
思うように好きなスポーツができず、
不安で元気がない我が子を見るのは辛いですよね。

 

親として、何もしてあげられない…

 

どうしてあげたらいいのかわからないのも、
また辛く悲しいものです。

 

スポーツ現場にはつきもののような、
足首の捻挫。

 

2~3日冷やしておけば大丈夫!

1週間程で痛みも腫れもほとんどなくなったから練習再開しちゃお!

 

と軽く考えてしまった事はありませんか?

 

実はこの判断、
すごく怖いことなんですよ。

 

適切な治療やメンテナンスを怠った結果、
いつまでも、
痛みや色々な不調に悩まされることが多いのが、
足首の捻挫なんです。

 

治ったと忘れていた子供の頃の捻挫が、
今のママさんパパさんの腰痛や肩こりの原因!

なんてこともあります。

 

そもそも、ねんざって??

よく、捻ったとか、
くじいたとか言われる捻挫。

 

関節に異常な力(関節が正常に動く範囲外の力)
が加わることによって、
関節を形作っている骨と骨をつなぎ、
骨がずれないように安定させている紐状のもの(靭帯)などの組織が、
伸びたり、傷ついたり、切れたりした状態になります。

 

軽い捻挫なら、
2~3日で痛み・腫れが軽減し、
10日程で良くなったと感じます。

ひどくても、
1カ月位固定したのち、
治りました。
となる医療機関が多いようです。

 

しかし、2~3日経っても、
足に体重をかけられないほど痛かったり、
腫れや内出血が酷い場合は、
骨折している場合があります。

 

特に子供の骨は柔らかいため、
靭帯がくっついている骨の表面が、
剥がれるように骨折(剥離骨折)していることもあります。

この剥離骨折はレントゲンでは移りません。

 

症状だけで正しく状態を判断することは難しく、
回復を遅らせてしまう事になりかねません。

 

親が子供にできる事①

正確なケガの状態を知り、
適切な治療計画を立てる為、
信頼のおける医療機関を受診させてあげましょう。

 

応急処置はRICE!

グキッ!

やっちゃったら、すぐRICE処置です。

 

聞いた事はあるけど、
正しい方法や目的は知らない。

という方も多いのではないでしょうか。

 

きちんとできれば、痛みを軽減し、
回復を早める助けになります。

 

大事なお子さんの万一の供えに、
以下のやり方を確認してみてくださいね。

 

Rest=安静
→なるべく体重がかからないようにし、
無理をさせないこと。

Ice=冷却
→氷が解けるとき、
患部の熱を吸熱してくれるので、
氷が最適です。
20分位で冷たい痛みの感覚がなくなってきたら、
氷を外し、再び痛みが出てきたら冷やす。
24~48時間続けます。
これがとても大切です。
血管を収縮させ、
炎症や腫れ・痛みを軽くする為に行います。
コールドスプレーや湿布薬には、
患部の熱をとるほど冷やす効果はないので注意です。

Compression=圧迫
→バンテージや弾性包帯などで圧迫します。
腫れや出血を防ぐために行います。
血流を遮断して、
神経障害が起きないよう、
足指の感覚チェックをして強さを調節します。

Elevation=挙上
→患部をなるべく心臓より高いところに上げ、
内出血を防ぎます。

 

と、こんな感じです。

 

腫れや出血が多いと、
痛みも増し、治りも遅くなります。

また、血流が多いと腫れ・出血が酷くなるので、
2~3日はお風呂・辛い物(刺激物)は厳禁です。
大人であれば飲酒も厳禁ですよ。

 

親が子供にできる事②

動揺したり、慌てている暇はありません。
勝負は受傷直後20分。
怪我をした子供は動揺しています。
だからこそ親は落ち着いて、
適切なRICE処置を行ないましょう。
いつもと変わらず淡々としたママさんパパさんの姿に、
お子さんは安心します。

 

治ったはずなのに、いつまでも調子が悪いのはなぜ?

痛みも腫れも無くなったから、
部活を再開した。

病院にも行って、
骨折もしてないと言われた。

安静も守って、治ったと言われた。

 

なのに…

 

ちょっと走ったら痛いし、腫れる…

ケガをする前と同じように動けない…

なんか、身体がフラフラする…

 

何でだろう…

 

もう、お友達と同じように
思いっきりバスケできないのかな…

もう、力いっぱい
サッカーボール蹴れないのかな…

 

小さな胸の内は不安でいっぱい。

 

捻挫の症状は、10日位で、
良くなったと感じる事が多いとお伝えしました。

ですが、
傷ついた組織が元通りになるには、
4~6週間はかかります。

 

ひどい捻挫でも、
1・2カ月の固定ののち、
治ったとされるのはこのためかもしれません。

 

しかし、
痛みが無くなっても、
腫れがひいても、
2カ月間固定しても、
捻挫は治っていません。

 

「治る」とはどういうことか

単純に、
靭帯の傷や断裂だけで考えれば、
きちんと固定をして、
損傷した部分を使わないでいると修復されます。

 

切れてたものがくっついた=治ったとなります。

 

しかし!

 

2本の紐と紐の先端同士を、
細~い糸で縫い付けただけのようなもの。

ちょっと引っ張れば切れてしまうほどの弱さなのです。

 

また、
動かさなかった関節は固くなり、
その間、使われなかった筋肉は細くなります。

 

靭帯と同じように筋肉にも関節を守る働きがありますが、
弱く、動きの悪くなった関節を、
細くなった筋肉で守れるでしょうか?

 

残念ですが、守れません。

 

だから、
捻挫は繰り返され、
くせになると言われます。

 

人間の身体は何とかして、
使えない部分を補おうとします。

 

硬くなった関節と、
細くなった筋肉の働きを補うため、
本来使わなくても良い筋肉を使って補おうとします。

 

これは、
身体にとって異常な動きになりますから、
負担がかかります。

 

異常な動きや筋肉への無理な負担がかかると体は痛くなります。

 

これが、
治ったはずなのにいつまでも痛い・腫れる。
を引き起こします。

 

そしてもう1つ、
大切なことがあります。

 

足の裏や靭帯には、
固有受容器という機能があります。

簡単に言うと、
センサーのようなものです。

地面の状況や、
体の傾きなどをこのセンサーで感じて、
情報が脳へ伝えられます。

その情報を瞬時に脳が分析して、
各筋肉に指令を出して動かします。

 

ちょっとつまづいたとき、
バランスを崩しても転ばず持ちこたえられたり、
足場の悪い場所で目を閉じても立っていられるのは、
このセンサーがしっかり働いているからなんです。

 

しかし、
固定や安静でこのセンサーを使わない時間があると、
センサーの機能が衰えて働かなくなってしまいます。

 

センサー機能が働かないとどうなるか…

身体のバランスが上手くとれなくなったり、
筋肉への正しい指令がスムーズにでなくなり、
思うように身体が動かせなくなってしまいます。

 

お年寄りがつまずきやすく、
転倒が増えるのは、
加齢によりこのセンサーと筋力が
衰えてしまったことが要因にあります。

 

このセンサー機能の衰えが、
ケガをする前と同じように動けない。
という感覚を生みます。

 

もう、勘のいいママさんパパさんはお気づきですよね。

 

切れた部分がくっついただけでは、
「治った」とは言えません。

 

思いきり走ったり、
飛び跳ねたりするために、
足首がバランスをとったり、支えたりします。

しかし、
しっかりとした機能を取り戻せていないままでは、
治ったとは言えないという事。

衰えた筋力と、
更に弱くなった靭帯を補うための必要な筋力をつけ、
衰えたセンサーを復活させてあげれば、
身体は正しくスムーズに動くようになります。

 

そうなれば、
痛みなく、思うように動く身体を取り戻せます。

 

副産物として、
しっかりここまでメンテナンスできれば、
身体の使い方がケガをする前よりうまくなるので、
バリバリ練習ができて、
どんどんうまくなります。

 

子供の笑顔が戻ってきます。

 

これこそ
「治った」
ではないでしょうか。

 

親が子供にできる事③

本当の意味で治す為に、
衰えた機能を改善するための、
ケアやトレーニングを行なわせてあげましょう。
子供は、
練習に参加できない事を
嫌がるかもしれませんが、
今我慢してケアとトレーニングを頑張ったら、
ケガをする前よりうまくなれる。
という明るい未来を想像させてあげましょう。
そして、
子供の最高の笑顔を取り戻してあげましょう。

 

出来ることなら、
手を尽くしてあげたいけど…

何をどうしたらいいのかわからない。
というママさんパパさんへ。

当ラボなら、
お子さんの笑顔を取り戻すお手伝いができます。

 

一言で足首の捻挫といっても、
症状は千差万別です。

なかなかその子その子に合った、
ケアやトレーニングを探るのは難しいですよね。

 

当ラボでは、
ひとりひとりの身体の状況をしっかり確認し、
あなたのお子さんに合ったトレーニングを、
楽しく行えるようにご提案いたします。

また、
併設のサロンでは必要に応じて、
固くなってしまった筋肉や、
痛みのケアもさせて頂くことができます。

 

迷っている方、
ひとりで抱えこまず、
気軽にご相談ください。

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電話:045-901-6660
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