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あなたのお子さんは大丈夫?「練習だけ」はもう古い!身体のメンテナンスが必要な理由!

なってからでは遅い!スポーツ障害とは?

突然ですが、
あなたは、
「スポーツ障害」
という言葉を聞いたことがありますか?

スポーツ障害とは、
身体の同じ部位に、
繰り返しストレスが加えられることによって起こる、
身体の不具合・不調のことです。

 

例えば、
走ることによる繰り返しの負荷によって、
スネの内側や下部に痛みが出る、
「シンスプリント」

ジャンプや着地動作を頻繁に行うことで、
膝にストレスがかかり、
膝周辺に痛みが発生する、
「ジャンパー膝」

などが、
代表的なスポーツ障害です。

 

これらスポーツ障害は、
プロのアスリートだけでなく、
中学生や高校生で、
部活動に励んでいるお子さんにも、
十分に起こりうる症状です。

そして、
スポーツ障害が重症化すると、
関節が変形したり、
骨が分離したまま治らない場合もあります。

このため、
各スポーツ特性に合った、
正しい身体へのメンテナンスが必要不可欠です。

 

ただ、残念ながら、
学校の部活では保護者や指導者の知識不足もあり、
ジュニアアスリートの身体のメンテンマンスや、
コンディショニングといった観点が、
ないがしろにされているケースが多く見受けられます。

特に、
中学生や高校生の部活においては、
成長期特有の障害を誘発することも多いため、
予防のための正しいメンテナンスが必要になります。

 

【研究事例】バスケットボールの場合

今回は、
スポーツ障害予防のための、
メンテナンスの必要性をご理解頂くため、
私立高等学校男子バスケットボール部48名を対象に行われた研究、
「高校男子バスケットボール選手の身体特性と体力特性について ― スポーツ傷害予防の観点から ―」
を引用しながら、
新入生と上級生の身体特性の差、
それに応じた、
予防のためのケアの必要性を紹介したいと思います。

 

まず、
本研究は以下のように結論付けられております。

 

”スポーツ傷害の予防のためには、
新入生群は、体幹筋力の強化を進め、
上級生群は、下肢のストレッチングを実施することで、
関節可動域の向上を図ることが必要であると推察された。“

 

上記を結論付けた、
新入生と上級生の2つのグループを対象とした、
柔軟性と体幹におけるテストの概要は、
以下の通りです。

 

1. 柔軟性テスト

“左股関節内旋角度と、
右足関節背屈角度は、
上級生群が有意に低い結果を示した。”

 

股関節内旋とは、
身体の内側に向かって回転させる動きのこと、
足関節背屈とは、
足首を甲側へ反らせることです。

この角度が、
新入生より上級生の方が小さいことが分かったのです。

これは、
バスケットボールの競技特性として、
前傾姿勢が多いこと、
つまり骨盤が前傾することで、
それを制御する臀部の筋肉へストレスが加わることや、
股関節まわりの筋肉の使いすぎの結果として、
股関節内旋動作に制限が加わることが原因です。

足関節の背屈についても、
ジャンプ動作や前傾姿勢により、
ふくらはぎの筋肉へストレスが加わり続けた結果、
足首を甲側へ反らせにくい状態となってしまいます。

股関節まわりの筋肉へのストレスは腰痛へ、
また、足関節の背屈制限は、
捻挫などの足まわりのケガの発症リスクを高める可能性があります。

 

2. 体幹テスト

“新入生群が上級生群と比較し、
有意に体幹持久力が低下していた。”
“体幹筋力のみ、新入生群が劣っていた”

 

相手選手との身体の接触が、
比較的多く発生するバスケットボールでは、
パフォーマンスアップのために、
フィジカルの強さや体幹の強化が必須です。

しかし、
この部分については、
“新入生の方が弱い”
と結論付けられております。

これは、
競技期間が短いことが、
大きな理由のひとつだと推察されます。

体幹が弱いことで、
接触の際のケガの発生率が高くなることも踏まえ、
スポーツ障害予防、
また、
競技のパフォーマンスアップという双方の観点で、
新入生は、
体幹を強化するためのトレーニングに取り組む必要性があるのです。

 

まとめ

上記は、
あくまでもバスケットボールの場合の一例ですが、
他のスポーツでも同様に、
そのスポーツ特有の身体の使い方によって、
繰り返し特定部分へストレスが加わることにより、
本来あるべきニュートラルな身体の状態から遠のき、
スポーツ障害が発症する確率の高い身体に変化していってしまいます。

練習と障害予防のためのケアは、
お子さんが健やかに、
部活やスポーツを続けるための両輪です。

 

是非、
お母さんお父さんが、
お子さんの身体を健やかに保つためのメンテナンスや、
コンディショニングについての正しい知識を身に付け、
頑張るお子さんのサポートをしてあげてください!

 

そして、
子どもたちの明るい未来を応援する、
『コンディショニング塾』
が、ついにスタートします!

我が子のために、
ここで一緒に学びませんか?

出典元:
環太平洋大学 研究成果リポジトリ|
高校男子バスケットボール選手の身体特性と体力特性について ― スポーツ傷害予防の観点から ―
(URL: http://repository.ipu-japan.ac.jp/metadata/340)

 


レエール スポーツコンディショニングラボ
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