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オスグッドの原因とその予防とは?

 

お子さんが頑張ってスポーツをしていると、やっぱりケガや痛みが心配になりませんか?
あまり練習がハードだと、ケガしないか日々心配をされていませんか?

「疲れたぁ」と口癖のように言う我が子をみて、心配をしているあなた!

確かに心配することはあると思いますが、でもそれってケガや痛みのこと、体のことを知らないからより心配をされているだけのように思えます。体の事やケガや痛みのことを知れば、ケガや痛みの予防はもちろんのこと、実は・・・競技力アップにもつながるのです!

特にジュニアアスリートの時期は要注意です!

まだ骨が完全に大人のように硬くなっていないから、変形などが出てしまうような症状があります。

その代表的な症状が「オスグッド」です。
膝のお皿の下辺りが痛くなるような症状です。

最近では学校の教科書にも載っているぐらい有名になりましたが、一昔前では「成長痛」と呼ばれていたアレです!

今回はそのオスグッドの原因と、自宅でもできる予防法などをお伝えします!

 

オスグッドってどんな症状?

そもそもオスグッドってどんな症状かわからな方のためにわかりやすく解説をしました。

膝のお皿の下辺りを、押すと痛いって言うような症状で、主に小学5年生ぐらいから中学生ぐらいの成長期に起こる症状です。

専門的に言うと、スネの骨(脛骨)の部分が剥がれてしまうジュニア期特有のスポーツの痛みです。

ジュニア期の場合は、まだ骨が柔らかい部分が多く、このように剥がれてしまう場合がありますので、保護者の方に予防のためのチェックが必要になります。

頑張っているお子さんほど、痛いというのが遅く、痛いと言い出した時点では、もうすでにオスグッドになってしまっていたら大変なことなので、マメにチェックをお願いします!

オスグッドの原因とは?

オスグッドの原因は、腿の前の大腿四頭筋と言う筋肉が、練習のし過ぎで硬くなって縮み、お皿の下の部分が引っ張られることが原因です。

でも実際に、それだけが原因ではないような気がしています。

腿の前の筋肉、大腿四頭筋が疲労しているは絶対に原因に一つですが、今の子どもさんにも、もう一つ原因があるように思えます。
それは何かと言うと、練習での疲労にプラスして、筋力のバランスの悪さが考えられます。

筋肉は前と後ろ、内と外など相反する筋肉が付着しています。

大腿四頭筋と言う筋肉は、膝の関節を伸ばす(伸展)と言う働きを持つ筋肉です。
それに相反する筋肉がハムストリングスと言う腿の後ろの筋肉があります。

ハムストリングスは大腿四頭筋と違って、膝を曲げる(屈曲)筋肉です。

最近のオスグッドのお子さんを診てみると、そのバランスが悪い子が多く、圧倒的に大腿四頭筋が強く、ハムストリングスが弱い傾向にあります。

となると痛みがあり、練習を休み、痛みがなくなってきたから安心ではありません!
大腿四頭筋と、ハムストリングスのバランスを整える必要があります!

 

オスグッドを見分ける方法

まず子どもさんのが膝が痛いと言えば、そのままにするのではなく、「どうすると膝が痛いの?」って聞いてあげてください。最初に痛いという動作は、曲げると痛いという症状が出やすいので、その場でしゃがませたりして痛みを確認してください。

痛みが出てからでは遅い場合もありますので、ためには予防のためチェックをしてみてください。
ご自宅でできるチェック方法は、子どもさんを下記の動画のように、床に仰向けで寝かせた状態で、出来れば左右同時に、同じ圧で押してみてください。両方が痛いということは少なく、どちらかだけ痛いようであれば要注意です!

また大腿四頭筋の硬さのチェックも必要です、画像のように床にうつ伏せに寝かせた状態で、膝を曲げていき、踵がお尻に付くかを確認していただきたいです。これも片方だけではダメなので、両方を片方ずつ曲げて柔軟性をチェックしてください。

左右差があまりにもあるようであれば要注意です!

 

 

オスグッドの予防法

ジュニア期のこのような症状は、起きてからでは遅いので、予防が重要なポイントになります。でも、先ほど述べましたように、頑張っているお子さんほど、あまり痛みを家でも表現することが少なく、進行してから言ってくる傾向にあります。

だからご自宅ではマメにチェックをしていただけると、かなりの予防が出来ます。

あと、本人のセルフケアが必要になります。

よくオスグッドの予防はストレッチが大事だと思われている方もいらっしゃいますが、確かにストレットも予防の一つです。でも痛みが多少でも出始めてからストレッチをすると、より引っ張られるので危険です。

そんな時は、下記の動画のような道具を使って、椅子に座りながらセルフケアをお勧めします。これならテレビを観ながらでもできるし、あまり自分の負担にもならないので、ぜひ、これを練習後のセルフケアとして取り入れて下さい。

ご家庭でも出来る簡単ホームケア法

セルフケアを子どもに任せるだけではなく、たまには保護者の方に、筋肉をほぐしてあげて欲しいです。

何度かほぐすようにしていると、子どもの筋肉の硬さもわかってきて、今日はいつもより疲れているのでは?と感じるようになると思います。

毎日じゃ大変だと思いますので、週に1回ぐらいはほぐしていただけるのもプラスされると大丈夫です。

ご自宅でもできる施術を動画でまとめましたので、ご覧いただき、子どもさんの疲れたカラダをほぐしてあげてください。

 

他のジュニア特有の痛み

オスグッドのようなジュニア期特有の痛みは予防が大切です。
でも、本人が痛いと言ってこないケースが多く、痛いと言ってきた時には遅すぎる場合があります。

だからこそ、いつも側にいる保護者、特にお母さんが、ケガや痛みのことを知ったり、体の事を知ったりすることにより予防が出来ると考えております。

オスグッドのような症状は、もちろん練習量が過度になれば出てくるような症状ですが、ただ単に練習量だけの問題だけではなく、お手入れ不足からくるものだと思っています。

オスグッドに似た症状で言うと、踵の後ろの痛みや、体を反ると腰が痛いなどの症状です。
当ラボがJACCを設立した理由が、やはり痛みが出てからしか来ていただけないので、保護者の方々に、体の事やケガや痛みのことなどをしっかりと教えて行かないと、結局、レベルの高い子どもさんを痛みに悩ませてしまいがちなので、予防法をお伝えするだけではなく、しっかりとした「体の診方」をお伝えしています。

今ではオンラインセミナー等で保護者の方々に情報をご提供しています。
子どものケガや痛みが心配な方は、ぜひ、JACC公式LINEにお友達登録をお願いします!

ケガや痛みの情報だけではなく、子どもの能力の高め方なども無料でご提供しています。

 

 

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