どれだけ沢山練習をしても、どれだけ沢山トレーニングをしても、
試合や大会などの本番で結果が出なければ悔しい思いをします。
「これだけ頑張ったのだからいいじゃないか」
「相手が強かっただけだよ」
と慰められたりしても、やはり本番でミスをしてしまったり、
練習での成果が出ないときはショックを受けたりします。
最近では勝つためにはメンタルを強化することが必須と言われていますが、
どうやれば本番でも普段通りでいれるのだろう?
どうやってメンタルを強くしていけばよいのだろうか?・・・・
勝つためのイメージトレーニングのやり方
テレビで試合前の選手の映像を観ていると、
やはり集中している姿を目にします。
音楽を聞きながら勝った時のイメージや成功のイメージを脳で描いているのですが、
何故、それで効果があるのだろうと思ったことはありませんか?
イメージトレーニングはどのようにして行うのだろう?
いつもイメージするのは大変なのでいつイメージをすればよいのか?
まだまだイメージトレーニングは知られていません。
ただ単にイメージするだけで、イメージ通りにならなかった方も多いはず。
そんなアスリートの為に、勝つための成功するイメージトレーニングをお伝えしましょう。
イメージトレーニングするポイントは3つ
- 五感でイメージする
- イメージを文字にする
- イメージするタイミングが重要
五感でイメージする
五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)すべてを使ってイメージすることが大事です。
例えば目標が全国大会で優勝であれば、
決勝戦で戦って勝つイメージをトレーニングします。
視覚:目で見ているイメージ
・沢山の観客がスタンドにいる
・自分のウエアの色
・会場の形 など
聴覚:耳で聞こえている音や声など
・応援団の声援
・チームメイトの応援
・監督やコーチの指示 など
触覚:体で感じるもの
・冷たい風
・ピーンとした緊張感
・体中に感じる汗の流れ など
味覚:口や舌で感じたもの
・ハーフタイム時に飲んだドリンクの味
・つばを飲み込んだ時 など
嗅覚:鼻で感じる匂いなど
・プレー中に使用したタオルのにおい
・テーピングのにおい
・試合会場等のにおい など
イメージを文字にする
上記でイメージしたものを常にイメージすることは難しくなります。
だから妄想したイメージを文章にすることが大事です。
しかしここで重要なことが。
イメージしたことを文章にすることが大事ですが
ここで大切な事はネガティブな言葉を書かない事。
脳はポジティブもネガティブも関係ありません!
イメージした通りになりますので、
失敗したらどうしようとか、
緊張して動けない等のイメージを絶対にしてはいけません!
常にポジティブな言葉だけで文章にしてください。
イメージするタイミング
常日頃からイメージトレーニングすることは難しいので、
イメージトレーニングをするのは朝起きてすぐと、寝る直前です。
朝、目が覚めて頭がまだボーとしている時と、
布団に入って、眼がふさがりそうな時です。
もちろん他でもイメージトレーニングすることは必要ですが、
一番効果があるのが朝起きた時と、寝る直前です。
これは脳波の問題と言われており、
アルファ―波(8~13Hz)の状態の時が最も効果的だと言われています。
その状態が眠る前や朝起きてまだ頭が完全に目覚めていない状態の時です。
トップアスリートはその状態をトレーニングで引き起こし、
その状態の時にイメージトレーニングを行っていると言われています。
勝つためには練習もし、トレーニングも必要です。
それプラス食事などの栄養面、体を休める休養などに加えて、
これから精神面のトレーニングは必要不可欠になってきます。
根性論だけではなく、集中すると言う意味を知って
より高いレベルを目指してください。
ジュニアアスリートからイメージトレーニングを行っておりますので、
詳しくはご相談ください。
レエール スポーツコンディショニング ラボ 代表 廣谷 善行