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スポーツにおける怪我や痛みにはアイシング、そのアイシングの効果と方法とは?

『アイシング』という言葉、聞いたことありますか?

スポーツをしていたり、お子さんが部活動されている方は、よく耳にしていることでしょう。
アイシングとは、その言葉の通り「冷却」することを意味します。

ちなみに冷シップは「冷感」なので、鎮痛効果として冷シップを使用するのは間違いではありませんが、アイシングとしては使用しません。
案外、間違って使用してる場合が多いので、冷却を心がけましょう!

ケガをしてしまったときや、疲労を和らげたいときに行うと効果があり、日頃から気にして実践している方も多くいます。

しかしながら、まだ正確に理解されておらず、「とにかく冷やせばいいんでしょ?!」と思われている方もいます。
正しく行うと効果のあるアイシングですが、その方法や冷やし方を間違えると、十分な効果が得られないことがあります。

今回は、そんな知っているようで知らないアイシングの適切な方法とその効果や注意点のお話をしたいと思います。

アイシングの目的

アイシングの目的は、大きく分けると2つに分けられます。

1つは、応急処置としてのアイシングです。
応急処置といえば「RICE処置」

とくにも、冷却を意味するアイシングは、RICEの4つの処置の中でも最も重要とされています。
患部を冷やすことで、腫れや内出血を最小限に抑え、回復を早めてくれるのです。
また、冷やされたことにより感覚が麻痺する麻酔のような働きによって、患部の痛みを軽減させ、筋の緊張を軽減させる効果もあります。

2つ目は、運動の効果を高めるためのアイシングです。
患部を冷却すると、一時的に血管が収縮し、血液の流れが滞ります。

しかし、アイ シングを終えると、収縮していた血管が拡張しはじめ、細胞組織に多くの血液が流れることで、疲労の原因となる乳酸や老廃物が流れやすくなるため、結果として疲労回復が早まる効果があります。

アイシングの方法

①アイスパック 1番なじみのあるアイシングの方法ではないでしょうか?
ビニール袋や氷のうに氷を入れ、患部にフィットしやすいように、空気を抜いて作ったものです。
冷凍庫から出した氷を使うときは、少し時間をおいて、氷の温度が冷たすぎない温度にしてから使いましょう!
使うときは、凍傷を防ぐために濡れたタオルかバンテージで患部を保護してから使いましょう!

②氷水(アイスバス) 部活中に捻挫して、足をバケツに入れている子見たことありませんか?
氷水をバケツやクーラーボックスに用意し、それに冷やしたい患部を浸ける方法です。
10~15分間冷やしていくのがめやすです。
氷をたくさん用意できなくても手軽に行うことができるので、部活などで思いがけずケガをした場合などは、この方法が用いられることが多いです。
プロのアスリートが練習後に、氷水を張った浴槽に浸かっているのを見たことがありませんか?
浴槽だと一気に全身浸かれるため、短時間で冷やしていくことができます。
連日ハードなトレーニングをするアスリートにはもってこいですね!

③アイスマッサージ 紙コップに作った氷や冷却材で直接冷やしていく方法です。
患部や疲労し痛みのある部位に直接当て、さするようにマッサージしていきます。
マッサージすることで筋肉もほぐれ、固定せずに直接当てながら冷やしているため、広い範囲を短時間で冷やすことができます。
また、この方法は疲労回復にも効果があるため、普段から意識してやれると良いです。

アイシングには氷がベストですが、氷がなければ保冷剤、氷も保冷剤もなければ冷水で冷やしてください。
氷がないからアイシングが出来ないと言われますが、よりベターな方法で、冷やさないより冷やした方が怪我の回復は早まります。

アイシングの注意点

アイシングをする際に注意していただきたいのが、【凍傷】です。
冷やす時間は15分~20分と言われていますが、この時間はあくまでめやすです。
冷やす部位や個人の感覚によって違いがあるため、その時間は短くなることも少し長くなることもありますが、「感覚が麻痺している状態」になれば十分です。
しかし、皮膚が真っ赤になるまで冷やしたり、30分以上ずっと冷やし続けたりはしないようにしましょう!
正しいアイシングの仕方を知り、頑張った身体をしっかりとケアしましょう!

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