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側弯症を予防するためには

運動能力や競技力向上のためには、やはり姿勢が大事になってきます。 正しい姿勢だからこそ、手や脚をスムーズに動かすことが出来るのですが、姿勢が悪くなると関節をスムーズに動かすことが難しくなり、いわゆる体が硬いと言われるようになります。

でもスポーツの世界では、体が硬い=ストレッチという単純な考えですが、姿勢を正すにはストレッチの他に、筋肉をほぐしたり、強化したりと、その人に合った方法で柔軟性を上げる必要があります。

長年、小中学生のアスリートをサポートしていますが、体が硬い子どもほど、単純にストレッチをするだけでは柔軟性が向上していません。バランスの取れた筋力を身に付けさせるだけで、姿勢は改善し、柔軟性も向上します。

しかし、保護者の方からのご相談で『側弯症』の子どものメンテナンスやトレーニングの依頼を受けることが少しずつ増えてきました。

今回はその側弯症について、我々の見地からお話をさせていただきます。

学校の健康診断で側弯症の検査が始まって数年が経ち、側弯症が以前に比べて早期発見できる様になりました。
側弯症といってもいくつかにわかれ脊椎の状態によっても診断後の対応も変わってくるようです。

側弯症には、疼痛、姿勢、下肢長差などが原因で側弯になるケースと、先天的なものが原因で側弯になるケースがあります。
側弯症を予防する為にも次のことに気を付けましょう。

  • 勉強や座って作業をする時に頬杖をつく癖がある
  • いつも同じ方の肩で荷物を持つ
  • 片足に重心をかけて立っている
  • 猫背になる

等、左右や前後のバランスが崩れると脊椎の状態も悪くなります。
又、普段から体を左右に倒すストレッチをすることや腹筋&背筋、深層筋(インナーマッスル)&浅層筋(アウターマッスル)を鍛えることで脊椎のバランスを保つことができます。

側弯症が進行すると呼吸が浅くなったり、内臓機能がうまく働かなくなったりと身体に負担がかかってしまう危険性があります。
普段の生活の中から気を付けることで側弯症を予防していく必要があると思います。

姿勢は大事

側弯症にならないためにも、運動パフォーマンスが向上するためにも、怪我の予防にも姿勢は大事です!
それは誰もがわかっていることですが、どうやって姿勢を改善させればいいのか?それが問題なように思えます。

当スポーツコンディショニングラボでは、小学生からマンツーマンのパーソナルトレーニングコースをご用意していますが、パーソナルトレーニングを受ける子どもたちには、まずは約1時間ぐらいをかけて姿勢などをチェックし、説明をしています。

「○○君は、右肩がさがっています。」
「体が中心から左寄りになっています。」
などと、立った状態で後ろから、前からカメラで撮影し、パソコンに画像を取り込み、線を引いたりして説明をしています。

しかし姿勢はそれだけではありません。

動いた時の姿勢も併せてチェックしています。
立った状態の姿勢は静的アライメント、動かした状態での姿勢は動的アライメントと言って、静的アライメントが良くても、動的になるとバランスを崩すてしまう場合も多いので、静的と動的の両面から静止画や動画で撮影し説明をしています。

側弯症の子どもさんにも同じことをしています。
やはり全身の姿勢をチェックしないと、背骨だけの問題だとは言い切れませんので。

何故、子どもたちの姿勢が悪くなったのか?

昔の子どもたちに比べて、姿勢が悪い子が増えているのは、色々な原因があると思いますが、我々が一番感じているのは、小さい子どものうちの遊び方になると考えています。

昔よりも体を使って遊ばなくなった。
昔よりも危険な遊びが少なくなった。

危険な遊びが良いとは言えませんが、木登りなど落ちると怪我をする可能性があるような状態だと、体は身を守ろうとするため体のバランスを高めます。
もちろん危ないことが良いと言っているのではありません。

小さい子どものうちから、体を正しく使うことで、正しい姿勢を身に付け、側弯症の予防、怪我の予防、運動パフォーマンスの向上などにつながると考えております。

子どもの遊び方を考えていませんか?

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