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ジュニアアスリートに多い不良姿勢とは?

こんにちは。
レエールスポーツコンディショニングラボ代表の廣谷です。

最近、子どものご飯を食べている姿勢、座ってテレビを観ている姿勢、歩き方などの姿勢を見て、ついつい口を出したくなる保護者が増えていますし、姿勢を良くしてほしいとトレーニングに通う小中学生が大勢います。

不良姿勢の状態でもしスポーツをしていると、コーチや指導者に「もっと腰を落とせ!」、「腕を挙げろ!」、「上体を起こせ!」などを注意を受けているはずです。
コーチからはフォームの修正をアドバイスされています。

スポーツの世界ではフォームと言う言葉を使いますが、我々トレーナーの世界では動的アライメント、不良姿勢と言っています。
アライメントとは、骨の配列などを意味します。

この不良姿勢が、ジュニアアスリートの場合は、運動パフォーマンス向上、スポーツ障害の予防のためにも重要な要素になってきます。

そもそも不良姿勢はとはどういうものなのか?

不良姿勢とは

皮膚や結合組織、筋肉、関節などにトラブルがあると、正しい姿勢でいる事が困難になります。
そのような状態を不良姿勢と呼び、運動パフォーマンスの低下、スポーツ障害の原因となる事があります。

我々、横浜市青葉区にあるスポーツコンディショニングラボでは、ジュニアアスリートの姿勢を、動画と静止画で撮影をし、静的アライメント、動的アライメントの両方から、不良姿勢をチェックしています。

この不良姿勢の原因は、もちろん日頃の姿勢や、偏った日常の動きなどが原因だと思われますが、その他にも過去の怪我(骨折や靭帯損傷など)の影響もあります。

しかし最近のジュニアアスリートをサポートしていると、筋力のバランス不良が目につくことがあり、不良姿勢の大きな原因ではないかと思います。
特に筋力のアンバランスは、大腿部の前面の筋肉(大腿四頭筋)と後面の筋肉(ハムストリングス)のバランス不良です。

この筋力バランスが崩れると、骨盤に傾斜が見られ、腰痛の大きな原因にもなります。
特に子どもたちは大腿四頭筋の強さに対して、後ろ側のハムストリングスの弱さが見られ、骨盤が前傾してしまっているケースを覆うみられます。

骨盤が前傾すると、その上の腰椎の前湾が強くなり、腰椎へ過度にストレスがかかってしまいます。
これでは腰が痛くて練習にも影響が出てしまいます。

⇧スポーツコンディショニングラボに来てくれているジュニアアスリート

子どもたちの骨盤前傾位の画像です。

子の姿勢で、長く競技を続けていれば腰痛の可能性もありますし、運動パフォーマンスは低下します。
この状態では股関節が上手く使えなくなっていますので、柔軟性も低下していると思います。

練習と同じぐらい、体を整える必要があると思いませんか?
頑張って競技スポーツをしていジュニアアスリートほど、上記のような不良姿勢が見られる可能性があります。

不良姿勢にならないためには

不良姿勢にならないためには、もちろん日頃の姿勢にも注意することは必要ですが、残念ながら普段の姿勢は無意識でその姿勢をしているため、意識的に改善しても、また無意識のうちに正しくない姿勢をしてしまいます。

無意識の領域を、意識で変えるには相当努力して習慣化する必要があります。

競技スポーツをしている子どもは、していない子どもより、より体を酷使しているケースがほとんどで、バランスを崩しやすいと思いますので、不良姿勢にならないためには練習後のストレッチは入念に、時間をかけて行うことが必要ですし、筋力の版ランスを整えるトレーニングが必要不可欠だと考えています。

早くから筋トレをすると、身長が伸びないとか、体が硬くなるとか良くないイメージを持たれている保護者や指導者がいらっしゃいますが、正しくないトレーニングをするともちろんそうなる可能性もありますが、正しいトレーニングをしていけばそのような事は起こりません。

元々4本足で動いていた動物が進化し、二本足で直立で動けるようになったのがヒトです。

今は誰もが知っている体幹トレーニング、いわゆる体幹部(胴体部分)のトレーニングは、ジュニアアスリートには最も必要なトレーニングなのかもしれません。
体幹部が安定で来ていないのに、手足を動かしても、やはり運動パフォーマンスは上がりませんし、スポーツ障害になる可能性も高まります。

当スポーツコンディショニングラボでは、小学生アスリートから、まずは姿勢を分析し、現在の姿勢をニュートラルにするようにパーソナルトレーニングを行い、ある程度、バランスが良くなった時点から、より運動パフォーマンスが上がるトレーニングへとつなげています。

これからは益々練習ばかりの環境では、競技レベルアップは見込めないかもしれません。
競技力を高めたい、もっとうまくなりたいジュニアアスリートは正しいトレーニングで、パフォーマンスアップを目指しましょう!!

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