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ジュニアアスリートも足から鍛えてパフォーマンスアップ!

現代、大人だけではなく、子どもの偏平足や外反母趾、スポーツ障害と言った足の健康が問題になっているそうです。
文部科学省では、1980年頃の小学5年生の1日の歩数は23000歩であったのに対し、20年後には13000歩と半減したという報告をしています。

スポーツの世界では、この足のトラブルは、プレーにも影響しますし、怪我のリスクも高まります。
捻挫、有痛性外脛骨、足底筋膜炎、セーバー病など、ジュニア期の足のトラブルは、パフォーマンスダウンにもつながります。

しかし、足裏までしっかり鍛えている人は少ないのではないでしょうか?

体幹トレーニングは有名になり、取り入れている選手やチームも多くなりましたが、パフォーマンスアップには、足裏のトレーニングも重要な様相です。

足のトラブルの原因は足裏アーチ

足裏には3つアーチがあり、内側縦アーチ(土踏まず)2、足の外側にある外側縦アーチ 3、横アーチ(指が曲がる所の手前)の3つです。
健康な足は、この3つが組み合わさり、中央部がドーム状に盛り上がります。
どれか1つでもアーチが未発達だと、バランスが崩れ足のトラブルにつながってしまいます。

足にはクッションの役割を果たしたり、心臓に血液押し出すポンプの役目を担う筋肉のアーチがあります。
しかし、外で遊ぶ機会が減った現代では、そのアーチが作られていない子供が増えてきています。

足のアーチが弱いと?

最初に述べたように、偏平足や外反母趾、他には転びやすい、疲れやすいなどの症状があります。
また、姿勢も悪くなり、同じ姿勢を長時間キープ出来なくなる為、勉強している際の集中力軽減にもつながってしまうこともあるようです。

スポーツをしている子どもたちは、捻挫や足裏の痛み(足底筋膜炎)、踵の後ろの痛み(セーバー病)、女の子に多い有痛性外脛骨などの足のトラブルになる可能性があります。

足のトラブルだけでなく、足首の柔軟性が不足したり、膝へのストレスが多くなり膝痛を引き起こしたり、腰へのストレスで腰痛になる可能性があります。

怪我だけでなく、ジャンプ力が不足したり、横への俊敏な動きが出来なくなる可能性もありますので、足にも気を使って欲しいです。

足裏のアーチをしっかり作るためには?

足裏のアーチを改善させるためには、当たり前のことですが足を使うことが大切です。
特に小さいうちから裸足で遊ぶ機会を増やすなど、まずは毎日の生活の中でできることから行う事です。

また整地された地面を歩くだけではなく、砂浜や舗装されていない地面、時には木に登ったりして、足の指も使うような動きが必要です。

ちゃんとした靴を履いて、整地されている地面だけでは、少し物足らないと思います。

スポーツの練習時にも、ほとんどが整地されたコートやグラウンドです。
練習中は荒れた地面だと怪我にもつながりますが、練習外では凸凹した地面で遊ぶのも、足裏のトレーニングにも必要なことだと思います。

その他には、

足の指のグーパー運動

タオルギャザー(タオルを足指でたぐい寄せる)

など行うことで予防に繋がります。

 

足は体を支える土台です。足のアーチが足らないだけでも、それから上のバランスが崩れます。
子供の体のためにも、足に関心を持つ必要があるのではないかと思います。

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