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アスリートをサポートする仕事には何があるのか?

小・中・高校まで熱心にスポーツをしてきた人こそ、アスリートをサポートしたい!アスリートを支えるような仕事をしたい!と思うことは1度ぐらいあるのではないでしょうか?

またサッカー、野球、バスケットボールなど日本人選手が海外で活躍をされたり、オリンピック、世界選手権、ワールドカップなどの大会で日本代表選手などが活躍をしているのを見ると、ついつい応援したくなるのと同じで、アスリートをサポートしたいと考える人も増えてくると思います。

それはトップアスリートだけではなく、小学生から大学生などの学生アスリートや地域や企業のクラブチームのアスリート。アスリートと呼べないかも知れませんが、マラソンやテニス、ゴルフなどスポーツ産業は拡大しています。

 

じゃあ、実際、アスリートをサポートする仕事には何があるのか?また、どんな資格を取ればその仕事に就けるのか?そんな疑問をお持ちの方に、スポーツトレーナーとして27年、色々な競技のアスリートをサポートしてきた経験から解説したいと思います。

 

アスリートをサポートする仕事には何があるのか?

僕がスポーツトレーナーとして、アスリートをサポートし始めたころは、それこそスポーツトレーナーと言う職業などありませんでしたが、今では色々な人たちが陰でアスリートをサポートしています。大きく分けるとトレーニング系、痛みやケガを担当するメディカル系、心のサポートをするメンタル系、食事面の管理をする栄養系。この4つの分野の人たちが、コーチや指導者と一緒に、スポーツトレーナー的な立場でアスリートのサポートを行っています。

まずはトレーナーとしてアスリートをサポートする仕事について解説します。

 

トレーニング系のトレーナー

今ではアスリートはトレーニングが必要だということは誰もが知っていますし、行っています。トレーニング系のトレーナーでも、グループやチームなどにトレーニング指導する場合と、個別でトレーニング指導を行う場合があります。

≪主な資格≫

NSCA-CSCS、NSCA-CPT、NESTAなど

メディカル系のトレーナー

怪我をした時の処置、怪我から競技に復帰する、怪我や痛みを予防するなどメディカル系も分かれますが、トレーニング系のトレーナーさんがメディカル系の事を掛け持ちする場合もありますが、トップアスリートになればここは分業になり、各トレーナーが担当します。

≪主な資格≫

理学療法士、柔道整復師、鍼灸あんまマッサージ師など

メンタル系のトレーナー

アスリートの心の状態をコントロールするトレーナー。昔は根性論の塊でアスリートは気合で何とかしようとしてきましたが、今では集中させたり、緊張を解くためにリラックスさせたり、試合で良いパフォーマンスが出せるようにイメージトレーニングをさせたりします。

≪主な資格≫

スポーツメンタルトレーニング指導士、スポーツメンタルトレーナーなど

食事系のトレーナー

アスリートの日々の食事・栄養をサポートするトレーナー。

≪主な資格≫

管理栄養士、スポーツフードマイスター、スポーツフードアドバイザー、スポーツフードスペシャリストなど

 

国家資格のものから民間の資格まで資格を取得するのにも時間がかかるものもありますので、もしアスリートをサポートする仕事に就きたい場合は、各資格が取得できる学校やスクールを調べる必要があると思います。

 

トレーナー以外でアスリートをサポートする仕事

トレーナーとしてアスリートをサポートするだけではなく、色々な方々もサポートされていますので、今度はトレーナーとは違ったサポートをされている方も解説します。

スポーツドクターとしてサポート

アスリートを中心としたドクターの方もいらっしゃいます。選手や肘や肩を痛めた時に、専門のドクターのところで手術をするなどは聞いたことがあると思います。また大きな試合や大会などにはスポーツドクターの方が帯同されていたりします。

ウェアや用具などでサポート

ウェアやシューズ、ボールなどの練習や試合で使用するようなものを扱っている人たちがいらっしゃいます。主にはスポーツ用品メーカーの方々になりますが、チームへの用具提供から、個人への用具提供など様々。

テーピングやサポーターなどでサポート

用具にも近いですが、競技や選手によってはテーピングやサポーターがなくてはならないものです。こちらも用品メーカーになりますが、直接アスリートに使用感などを聞き、商品開発をされたりしています。

スポーツカメラマンとしてサポート

試合や大会には必ずスポーツを専門としたカメラマンがいらっしゃいます。スポーツと言う広い分野ではなく、サッカーならサッカーだけ、野球なら野球だけのように専門競技のカメラマンとして、選手の活躍を写真に残すのが仕事です。

ライターとしてサポート

新聞、雑誌、書籍などにライターとしてアスリートの活躍や、試合、大会などを記録を記事として投稿する仕事です。ライターさんが取材する記事などを見て、選手の本当の姿や、気持ちや感情が伝わってきます。

グラウンドや体育館などの施設管理者としてサポート

アスリートが練習や試合等に集中できるように、グラウンドや体育館などの整備を主に行う仕事です。アスリートとは直接かかわれないかも知れませんが、選手のために、選手が全力を尽くせるように裏でサポートをされています。

 

挙げるとキリがないほど、アスリートをサポートする仕事って沢山ありますよね。学生時代などにスポーツに熱心に取り組んだ人ほど、一度ぐらいはアスリートをサポートする仕事に就きたいと思うのではないでしょうか?

僕自身も体育大学を卒業していますが、学生時代は体育の教師を目指しましたが、採用試験で不合格で、一旦は会社勤めをしましたが、やはりアスリートをサポートする仕事をしたいと会社を退職し、トレーナーの道を選びました。

 

アスリートをサポートする仕事の喜び

アスリートをサポートしたいと思う方程、学生時代スポーツに明け暮れていたか、観る、応援することをしてきた方だと思います。アスリートが頑張っている姿を見ると、自分まで勇気や元気が出る不思議なパワーを持っている人たちです。

それはトップアスリートだけではなく、学生アスリートでも勇気や元気、感動をもらえたりします。例えば高校生を例に挙げると「高校野球」「花園ラグビー」「高校サッカー」「ウインターカップ」など各競技の全国大会を見ているだけでも、トップ選手とは違った感動がもらえたりします。

もしくはその場で活躍してた人が、今度はサポートする側に立ちたいと思っていたりするのではないでしょうか?

僕自身も、長くトレーナーとして長くアスリートをサポートしていますが、ほとんどは悔しい思いばかりですが、ほんの少しでも嬉しい出来事があっただけで大きなパワーがもらえたように感じます。だからこそ、悔しい思いをしたとしても次、頑張ろう!となるのかも知れません。

色々な仕事がある中、アスリートを影ながらでもサポートできる仕事に就きたいという思いは、ぜひ、貫いて欲しいと思います。

 

アスリートをサポートする仕事をするためには

アスリートをサポートすると言っても色々ありますので、まずは自分でどのようなサポートの仕方がいいのかを考えてみてください。仮にトレーナーとしてサポートしたいというのであれば、どのようなアスリートなのか?例えばトップアスリートと、僕みたいにジュニアアスリートでは取得する資格が違いますし、それによって大学で学ぶのか、専門学校で学ぶのか、スクールで学ぶのかなどが違ってきます。

また自分がサッカーをしてきたからサッカー選手のサポートをしたいのか、サッカーをしてきたけど、色々な競技のアスリートをサポートしたいのかなどによっても活動の仕方が違ってきます。

ただ漠然とアスリートをサポートする仕事に就きたいとか、単に資格を取ればできるではなく、まずはどのようなアスリートをどのようにサポートしたいのかを明確にしてください。

それがわかると次に、どのような資格があるのか?その資格はどこに行けば所得できるのかになります。大学なのか専門学校なのかスクールなのか。。。

今のご自分の環境もあると思います。お仕事をしながら資格を取得したいと考えているのか、今はお仕事もしていなくて時間が自由に使えるのか?それによっても学び方が違います。

アスリートをサポートしたい!と思っているだけではなく、少しずつイメージを膨らませて、調べたり、人に相談したりで見えてくると思います。

アスリートをサポートする仕事って、やっぱりやりがいがありますよ!

 

 

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